こんばんは、hataです(・∀・)
いゃあ・・・・・やっと二人とも風邪が治ってきた感じです。
今回は辛かったあ・・・・・。丸2週間、まともに動けなかったです。
長く引きずってしまった分、すぐに回復できるインフルより辛かったかも。
よほど悪性の病原菌だったのか、造園で疲れていたのか、はたまた、年齢のせいか?
まだ、過酷な冬が続きそうです。皆さまも、どうぞお気を付けて。
ではでは、来週はnamiさんです(^-^)/
・・・・・・と、さっさと終わらせてしまいたいくらい、皆さまに喜んでいただけるネタがないです。
那須は昨日まで、カラッカラの乾燥状態が続きまして、たまに小雨や小雪が降っても、
夜中から午前中いっぱい吹き続ける「那須おろし」のせいで、すぐに乾いてしまう状態でした。
でも、冷たい暴風にさらされても、平気な顔で乗り切ってしまう強靭な植物たちもいます。
今回は、閑散とした庭を巡りながら、
こんな時期でも頑張ってくれている植物たちをご紹介です。
・・・・・・え? 年末にも似たような記事があったって?
・・・・・・・・・・・・・・・気のせいですよ。あはははは。
イングリッシュ・ラベンダー。ブルー・グレイの葉色は、枯れたグラスと良く似合います。
黄金セキショウ。泥土エリアの、頼りがいのあるグラウンドカバー。
メインの園路にも、そこかしこに色があります。
手前と奥にある黄色の塊は、ロニセラ・バジェッセンス・ゴールド。
ピンクに紅葉しているのは、ピラカンサ・ハーレクイン。
今月号の「ガーデン&ガーデン」でもご紹介させていただいた、冬も嬉しい低木です。
その後ろのオレンジ色のボールは、ボックスウッド。
階段の脇にも、より鮮やかなオレンジ色のボールがふたつ。
クサツゲという低木です。春から初秋までは、明るいライムグリーンの葉。
右に添えてある赤紫色のモシャモシャしたのは、クランベリー。
クサツゲは、普通の園芸店ではあまり置いていませんが、植木屋さんで注文できます。
「珍しいから園芸店では手に入らない」・・・・・・というわけではなく、
単に「地味 = 需要がない」と考えて、どのお店も仕入れていないだけです。うちもです。
クサツゲに限らず、実は庭の「骨格」として活躍する素晴らしい植物が、
現在は商品価値が薄いと考えられて、生産・流通がどんどん減ってしまっています。
「地味」→「興味を持つ人が少ない」→「商品価値が低い」という流れは仕方ないのですが、
それがあまり行き過ぎると、華やかだけど扱いづらい、実用性がない植物ばかりが
流通するようになってしまい、結果として「庭造りが難しい」という残念な結末に。
私たち小売店が、何を目的に、お客さまにどんなものをご提案させていただくか・・・・・・
時に立ち止まって、専門業者としての立場で、しっかりと考えていかなければと思っています。
コニファー類と、カルーナ。冬は色とりどりに紅葉する。
コニファーも、かつて流行した後、すたれてしまった植物のひとつに挙げられると思います。
相変わらず、新築のマンションの壁際には植えられていたりしますが、
個人宅からは着々と姿を消しつつあります。
しかし、コニファーは美しいです! 一部、巨大化しすぎたり、虚弱な品種もありますが、
種類と植え場所を選べば、丈夫だし、一年中活躍してくれる植物だと思います。
コニファーに関して、また園芸業界についての嘆きになってしまいますが・・・・・・
最近出回ってるコニファーの苗、ちっちゃすぎです。枝一本、挿し木しただけだったり・・・・。
寄せ植え・使い捨て用だけでなく、長く育てていける庭植え用サイズも、
もう少し量産していただけると嬉しいです。生産者の皆さま、どうぞよろしくお願いします。
ちなみに、コニファー類はクリスマス前にたくさん出荷されますが、
常緑樹ですので、地植えの場合は、春先~梅雨時に植えた方が安心です。
そして、困った場所にはベアグラス。穴埋めに便利です。
先ほどの話の続きですが・・・・・・・
こちらもまた、いずれ園芸業界から消えてしまうだろう、悲しい植物のひとつかと。
Ruscus‘Christmas Berry’
深いグリーンが美しい植物ですが、最近は、とんと見かけなくなってしまいました。
その理由は、一度でもお育てになった方ならご存知と思います。
とにかく、痛い。まるでプラスチックのような硬質の葉の先端にある針は、アガベもかくや。
成長が遅くて、数年たってもほとんど変化がないという安定型・「骨格」向きの植物なのですが、
この小さな群生の間に雑草が生えてしまうと、皮手袋でもはめないかぎり抜けません・・・・・・。
上の段に移動してみます(うちの庭は、上下の2段構えになっています)。
建物周りのこのエリアは、昨年から、「自然風」ではなく「ちょっとフォーマル」を目指して
少しずつ改造中です。
写真中央のグレーの暴れん坊は、コトネアスター・グラウコフィラス。
メタル・グレーの葉は、あまり存在しません(ヒューケラくらい?)。
普通、コトネアスターというと、秋の赤い実が見どころですが、この品種は冬の葉色が魅力。
地味と言えば地味なのですが、とても大人びたカッコいい葉色です。
もっと剪定をくりかえして、枝葉を密にして、じっくり仕立てていこうと思っています。
そして、キンメツゲ。
「金芽」の名のとおり、新芽が黄金葉のツゲで、大変ポピュラーな植物です。
左側は仕切り壁になるよう、小さな生垣に仕立てたもの。
右側手前はボール状に刈り込んだもの。
とにかく刈り込み方次第でどんな形状にもできる便利品です。
ツゲ=和風と思われがちですが、濃い緑の常緑は、欧米のお庭でも大量に使われています。
最近、私もnamiさんも、この「ツゲ」の大切さに遅ればせながら気付きました。
深い緑と葉の密度のおかげで、そこかしこに配置するだけで、空間が一気に風格を帯びます。
さらに、近くの植物の花や葉の色が、素晴らしく鮮明になるのです。
やや寒風で傷んでいるのに、ヒューケラの紫が、引き立って見える。
園芸植物は「主役」と「脇役」に区分けされていますが、実は庭造りにおいては、
こうした「骨格」や「背景」となる植物たちが、とても重要だと思われます。
ロニセラ・ニティダ・オーレアを列植した、ミニミニ生垣。
どうしても見た目が荒れてしまうハーブ・コーナーの立ち上げ花壇を、
一昨年、思い切って、小型のロニセラでぐるっと囲んでみました。
何もなくなってしまう時期も、ボサボサに茂る時期(ハーブは野草風のものが多い)も、
この黄金色のカチッとしたラインが、すっきりした印象を与えてくれるようになりました。
他に、こうした小スペースの「骨格造り」に使えそうなものとしては・・・・・・
最近よく出回っているリンゴン・ベリーとか・・・・・・
ヒメマサキも便利かと思います。
今回ご紹介したのは低木類ですが、ヒューケラやコクリュウなど、
はっきりしたカラーリーフでも、縁どりやラインどり、囲い込みは可能です。
長くなりましたが、これでもまったく足りないほど、常緑の植物は数多く、魅力も尽きません。
例えば、背の高い草花を大量に植えて、自然風にボサボサになりすぎてしまった場合は、
ところどころに固めの葉を入れてみると、メリハリがついて、より自然風が際立ちます。
バラのように姿が乱れがちな樹木は、欧米のバラ園に倣って、
膝丈~股下くらいの生垣で植え込みを囲うだけで、ぐっと引き締まります。
細く造りすぎてしまった園路は、1種類の植物で両脇を縁取れば、
視覚的に、園路が広くなったように感じられます。
私たちもまだ、いろいろ試したわけではないので、
確固たる自信をもってご紹介できないのですが、
庭造りに行き詰ってしまった場合は、あえて、ありがちな植物に目を向けていただくと、
打開策や突破口が見つかるかもしれません。
「ありがち」というのは、すなわち、いつの時代にも使いやすかった優良植物の証ですので。
さて。
冬にこそ活躍する植物として、いつもご紹介しているのが、枝もの。
「カラーリーフ」ではなく、「カラーステム」を持つ低木たちです。
黄金ネコヤナギ。3年がかりで、ようやく仕上がってきました。
別の角度から。隣の赤い枝は、コルヌス・エレガンティシマ。斑入りのサンゴミズキです。
3本しかなかった枝を毎年強剪定して、ようやくこの姿に。あと3年くらい頑張るぞ。
小屋のそばの黄金ミズキ。こちらも、ようやくそれらしい姿になってきました。
コルヌスの仲間は、あまり大株は出回らず、挿し木して間もない歪な形の苗で出荷されてきます。
株に勢いがないので、栽培に手こずることもあるかと思いますが、
「ミズキ」の和名のとおり、実はかなりの水好きです。
うちでは、水はけの良い土に植えた株はなかなか大きくならず、
ひどい粘土質の場所ほどよく育っています。
うまく育たない場合は、ちょっと水もちの良い場所でお試しください(責任は持てませんが・・・・)。
そう・・・・・・・。ありのままの土で造った、うちの庭。こっち方面は、ひどい粘土のまま。
でも、そういう土が好きな植物を選べば、問題はないのです。
ラズベリー。冬に、こんなに真っ赤な枝になるとは知らなかったです。
さらに知らなかったのは、その成長力と大きさ。
手のひらサイズの可愛いポット苗で販売されていますが、ものすごく凶悪です。
丈はたちまち身長越え。ぶっとい地下茎で、周囲数メートル先から、うようよと芽吹いてきます。
たちまち藪になってしまうので、もし地植えにする場合は、かなりの注意が必要です。
ああ・・・・・・わかってきました・・・・・・・
はっきりしたネタがないときほど、記事がだらだらと長くなるものなんですね・・・・・・
全国のブロガーの皆さま。皆さまもそうですか? 泥沼にはまってしまうのは、私だけですか?
話題を変えればいいんですね。そうですよね。
冬の庭で、きれいな姿で頑張ってくれている植物たちをご紹介しましたが・・・・・・
ここで、絶対に忘れてはいけないことがあります。
こんな無残な姿の植物たちだって、みんな、頑張っていること。
ほら♪
ではでは、来週は、namiさんです(^-^)/
追記
ドカンと雪でも降ってくれないかと願っていたら、
かなり降ってしまいました。関東地方の皆さん、ごめんなさい。
そろそろ凍結が始まる時間帯です。
明日も道路がかなり悪い状態だと思います。
もし那須高原へお越しの際は、運転など、充分にご注意くださいませ。
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