--------------------------------------------------------------------------
ディッキアの通信販売を再開しております。
--------------------------------------------------------------------------
こんにちは、hataです(・∀・)
全国的に記録的な猛暑日が続いた今年の夏ですが、
那須のうちのあたりも、8月前半はカラッカラに乾いた酷暑が続いていました。
その後は一転、雨続きでじっとりした日々が多く、
頑丈さだけが取り柄の我が家の庭すらも、
いよいよ腐り始めるんじゃないかと心配でなりませんでした。
基本、乾燥が好きなオーナメンタルグラスたちなのですが、
ススキ(ミスカンサス)の仲間など、やや加湿や多肥にも耐えるグループにとっては、
いつもはがっしりしている葉や穂が、今年はやや貧弱に。ちょっと残念です。
他の草花たちは、あの酷暑のわりには、まあ元気と言える。
こうして写真で撮ると、特に問題はないように見えるのだが・・・・・。
いかんせん、すべての背が高すぎる!
写っているnamiさんの身長が162cm。
今年のオミナエシやルドベキア・タカオは150~200cmにもなってしまっています。
もちろんこれが、この植物たち本来の姿なのですが、
「園芸店のガーデン」としては、もうちょっと小さく抑えたほうがいいだろうというのが本音です。
実際に園路を歩くと、かなりの迫力はあるものの、
植物たちの背が高すぎて、庭の全景を見渡せないのです。
こうして背伸びすれば、少しは奥が見える。
売り場の苗がちっちゃく見えてしまうので、商売的に困る。
開けた場所に脱出すると、正直ほっとする。
自虐的なコメントばかり書いておりますが、
ありのままをお伝えするのが良いかと思いますので、あえて書きます。
「この時期は、野山がお好きな方にだけ楽しんでいただける庭なのかもしれません」。
あははは・・・・・。
なんて、そのまま終わってしまうわけにはいかないので、
たまには店長らしく、フォローさせていただきます。 少しはPRしなくっちゃね。
毎年夏になると、「モサモサしてて嫌だなあ・・・・・来年は低く切ってしまおうか」と考える一方で、
のびのびと自由に生い茂っている風景が気に入っている自分にも気づきます。
「お花」だけを鑑賞する場合には、やや見下ろすくらいがきれいに見えるのですが、
「植物」を販売する当店としては、ぜひ皆さまに「ありのままの姿」をお楽しみいただきたいねと、
私たち夫婦はつねづね話しています。
たとえば、「シラカバ」のような樹木の場合なら、その葉っぱや花ではなく、
誰もがまず「幹の肌の色」を鑑賞するはず。
それと同じように、大型の草花もまた、お花だけでなく、茎の色や葉の形、
すらりとした美しい立ち姿を、存分にご覧いただけるような庭にしておきたいのです。
周囲の低木よりも背が高くなる、ユーパトリウム・アトロプルプレウム。
また、さきほど写真を載せました、私たちが「メドウ・コーナー」と呼んでいるエリアには、
この時期、タネで増えるルドベキアやオミナエシや、
地下茎で増えるミソハギなどが群生しておりますが、
きっちり整理整頓はせず、よほど邪魔なもの以外は抜かずに、そのまま育てています。
そのため毎年、微妙にバランスやボリュームが変わってしまい、
「よく計算された植栽」「手入れの行き届いている整ったガーデン」にはならないのですが、
それもまた、これらの植物たちならではの特性、
この植物たちだけが作り出せる夏の景色なのではないかと。
元気に育っていれば、どんな花でも美しい。増えたければ、存分に増えればいいのです。
「整えすぎない」。そんなガーデニングも、あっても良いのではないかと思っています。
・・・・・・・・まあ、その結果、圧迫感がすごいんですけどね。 フォロー失敗。
その点、日陰エリアのおとなしいこと。
逆にスッキリしている。
暴れん坊が存在しない、不動の安定感。
どんなにモサモサ茂っても、背丈がそれぞれ決まっているので安心。
樹木と下草が主役で、胸丈サイズの草花はほとんど入れていない。
最近はとくに、「これからお庭を造る」「手間をかけたくない」というお客さまには、
姿が乱れやすく、高さやボリュームの調整がしづらい「草花」よりも、
好きなサイズに剪定できる「低木」をおすすめすることが増えてきました。
庭主の「好み」はもちろん大切なのですが、「資金と時間と体力の現実」も考慮したお庭が、
やはり一番ステキであり、本当の意味で「上質」なのではないかと思うのです。
例えば「イングリッシュガーデンを造る」と言っても、
世界的に有名な、四季折々、華やかな草花でいっぱいの、
「英国貴族の庭」=「お金と時間と手間がかかる」を目指すのか、
それとも、硬質な印象の低木や芝や砂利をベースにスッキリと造られている、
「英国の一般人の庭」=「お金も時間も手間もかからない」を目指すのか。
私は園芸店を開いてしまったので、さまざまな植物をたくさん植えた庭を造りましたが、
もしも完全に個人的な、私だけの庭を持てるのならば、
おそらく樹木と芝と、ちょっと古めかしい石材がベースになった、
春夏秋冬いつもスッキリした、快適で過ごしやすい庭を造ることでしょう(庶民なので)。
そして、もしもちょっとした贅沢が許されるなら、庭の一角にモダンな空間を特設して、
大好きなディッキアをずらりと飾るでしょう。 鉢もそろえて。コレクターの夢ですよね。
園芸は、庭造りだけではない。
好きな植物を愛でるだけの園芸もある。
ところで。
庭の眺め方には、楽しく歩き回る以外にも、もうひとつ方法があります。
庭に出ないで、窓越しに眺める(namiさんの部屋より)。
エアコンが効いた快適な室内、蚊もブユもハエもハチも襲ってこない安全な空間から、
好きな植物たちを安心して眺める・・・・・・・
もちろん、花の香りもしないし、風の音も聞こえないけれど、
油断して歩いていて、顔面からクモの巣に突っ込んだりすることは決してない!
これもまた、とても贅沢な鑑賞方法かと思います。
しかも、距離が離れてしまえば、
はびこった雑草や傷んだ花や葉なんて気になりませんしね(笑)。 ←ダメな発想。
くだらない話になってきたので、今回はこれで。
来週はnamiさんです(^-^)/
■新入荷■
○ペラルゴニウム・ラベンダーラス(小型のペラルゴで、可愛らしいピンク花が人気)
○ロシアンオリーブ(Lサイズ・しっかりした良苗・3株のみ)
「ロシアンオリーブ」は流通名。ヤナギバグミという樹木。銀葉が美しいオシャレ系。実もつく。
那須エリアなど、「冬の冷たい風でオリーブがうまく育たない」という地域の方におすすめです。
■営業時間/10:00~17:00
(閉店時間以降にご来店の場合は、営業時間中に、お気軽にお電話くださいませ。)
|
|
■グレーのマスが休業日です。
休業日にご来店をご希望のお客さまは、お手数ですが10日前までに
お電話にてお問い合わせくださいませ。
TEL:0287-74-3795 リーフハウス