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営業時間など、詳しくは文末のカレンダーにてご確認くださいませ。
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こんばんは、namiです。
おかげさまで、当店は8周年を迎えることができました。
振り返ると、オープン当初にくらべて、世の中も、園芸業界も、私たち自身も、
本当にいろいろなことが少しずつ変化してきたなあと思います。
私もhataさんも、物事の仕組みが次から次へと目まぐるしく変わってしまうのは、ちょっと苦手。
でも、そんななかでも変わらないのは、
ステキなお客さまたちに支えていただいて、この場所で生きていけていること。
その幸せに、あらためて感謝しています。本当にありがとうございます。
いよいよ9年目に突入! ここまで来たら、10周年を目指したい。
あいかわらずhataさんが体調を崩しがち(胃が弱い人)なので、
2人でできる範囲をちゃんと見極めて、身体を大切に働いていきたいと思います。
相変わらずこんな私たちですが、少しでも皆さまのガーデニングのお役に立てるよう頑張りますので、
これからも、応援していただけましたら嬉しいです。
さてさて、今週も仕入れに行ってまいりましたので、
胃弱の人から、入荷した苗をいくつかご紹介です。
■入荷苗■
○斑入りショウブ
大苗!
この時期の、当店のこだわり商品のひとつ。
シャキッと直立した葉っぱと美しいストライプが、
モサモサしがちなお庭に、すっきりしたシャープな印象を与えてくれます。
那須では冬が寒すぎて、ニューサイランやコルジリネなどが地植えできないので、
メリハリ用の縦ラインを取り込むのに、こうした植物をおすすめしています。
ショウブは水はけの悪い、重たい土でも耐えますので、
他の植物がうまくいかない湿りっぱなしの場所にも使えます。
○ジギタリス・イルミネーションフレイム(左)/ベリーカナリー(右)
小さめ苗なので、手が届く価格。
2種類仕入れましたが、どちらも超・大型のジギタリス。
ジギタリスとイソフィレクシスという植物を属間交配した新しい品種です。
一般的に出回ってきたジギタリスは二年草ですが、こちらは寿命が長いタイプで安心。
半耐寒性(-7℃まで)なので、寒冷地の皆さまは鉢植えにして、
冬に取り込めるようにしておいてください。
やや湿り気&半日日陰がちょうど良かった従来の品種に比べて、
こちらは日当たりの、普通の庭土で大丈夫です。
大鉢仕立ての高額商品が流通していましたが、いよいよ小さめ苗が生産されて、お価格もお手頃に。
「今まで、高くて手が出なかった・・・・・」という方は、ぜひ。
○ダルマ・ノリウツギ
ガシッとした樹形が魅力。
この時期の、当店の定番商品のひとつ。
華やかでふんわりした大型ノリウツギが次々と新作発表される中で、
がっしりしたコンパクトな樹形と、日向はもちろん半日日陰でも難なく育つ頑丈さが売り。
硬い印象なので、建物の脇など、人工物と良く似合います。広すぎるお庭の穴埋めにも◎。
○ネペタ・シックスヒルズジャイアント
水色の爽やかな小花が魅力。
大型のキャットミント。なんだか久しぶりの入荷ですね。
長いこと人気を維持している植物ですので、すでにお育てになられている方も多いかと思いますが、
もしも、梅雨から夏にでろ~んと開いてしまって、ほかの植物の邪魔になっている場合は、
たいてい肥料過多で茎が柔らかくなってしまっているのが原因。
陽当たり良好の場所で、水はけの良い、砂や砂利まじりの痩せた土に植えると、
シャキッと立ったまま、引き締まったきれいなボール状に育ってくれます。
陽射しの強い砂利敷きの駐車場など、過酷な場所を飾るのにおすすめです。
※ちなみに、バラのシーズンなのでちょっと余談ですが・・・・・・・
ネペタやガウラ、エリゲロンなど、水はけと痩せ地を好む植物は、
肥料たっぷりのバラの植え込みの近くではうまく育ってくれませんのでご注意くださいませ。
もちろん肥料が多くても生きられないことはないのですが、
やたらに巨大化して、茎が軟弱になって、背の高いものは大雨で倒れてしまいます。
毎年、梅雨時にヒモで縛って支えるというのも面倒だし、お庭の見た目が悪くなってしまいます。
たぶん・・・・・・園芸書などに書いてある「バラと合わせると似合う」というのは、
あくまで、「遠目に見たときにひとつの視界に入っているとステキ」という意味かな?
管理の行き届いた大型のガーデンだと、あたかも一緒に植えられているように見えるのですが、
実はバラと草花の距離がけっこう開いていたりして。
スペースの取れない小型のお庭では、土質を切り分けられないので、
無理に一緒に植えないほうが無難かなと、私は考えています。
ほかにも乾燥&痩せ地を好む植物はいろいろありますが、見分け方は実は簡単。
ひょろっと立ち上がる草姿で、葉っぱが小さくて、花も小花で、
草原で風になびいているのがよく似合う植物は、たいてい、日当たり、痩せ地好きの植物です。
こうした「草原風の草花」がお好きな皆さまは、
思い切って、日当たりガンガンの場所に、それ専用のエリアや花壇をご用意いただいて、
砂をたっぷり混ぜた土に、さらに砂利で地表をマルチングしていただくと、
とても簡単にお育ていただけるかと思います。
以前、200坪超のお庭を造らせていただいたことがあるのですが、
その面積の半分が、地表から10センチ下が岩盤で、スコップも入らない土地で・・・・・。
余計なことを書き始めてしまったので、さらに追記しちゃいます。
「イングリッシュガーデン」というスタイルでは、世界中のいろいろな植物を取り込むことになりますが、
それを可能にするには、庭の環境と、それぞれの植物の好む環境が一致していることが要になります。
本場のイギリスやヨーロッパ諸国は、夏はカラッとしていて、土もめっちゃこだわって作っているので、
異なる原産地の植物を同じ花壇で育てても、なんとかなってしまう恵まれた状態なのですが、
夏に雨の多い日本、特に関東地方では、はっきり言って、同じように造るのは難しいです。
せめて、植物の性質ごとに土を変える必要があるかなと思います。
まあ、そもそも、植物たちには「見た目の印象」というものがありまして、
野草のような小花と、大輪の改良バラがすぐそばで寄り添っていると、
パッと見が、ちぐはぐになってしまうような気が・・・・・・。←あくまで自然風の庭の場合ですが。
本来の生育環境ごとにちゃんと分類して植えることで、色合わせやデザインなんかしなくても、
自然で美しい風景になるものです。植物たちも、当然、元気に育って、手もかからなくなりますし。
もちろんこれは、「ぜひ、こうしろ」「こうしなければいけない」という話ではありません。
あくまで、後で楽に過ごせる庭造りのお話。
これから庭を造ろう、いろいろ植物を買ってみようという皆さまに、
ちょっとしたヒントにしていただけましたら幸いです。
○カラミンサ・マーベレッテ
引き締まった良株です。
普通のカラミンサの近縁種? 改良品種?
ややがっしりした姿で、花色は薄い紫色。
花期が長いし、安価なので、夏に足元を小花で埋めたいという場合に便利です。
○カリオプテリス・スターリングシルバー
メタリックな光沢のシルバーリーフ。
銀葉が美しい品種。やがて茎が木質化して、小型低木のようながっしりした姿に育ちます。
晩夏~初秋の青い花もきれいなので、花壇の彩りとして植えておくと便利。
まとめ植えすれば主役としても。
Sサイズ苗が入荷。MLサイズもご用意ございます。
○ゼラニウム・カリオペ・ダークレッド
今年はくりかえし入荷しているなあ。
古くからある鉢花ですが、管理が簡単なので、今でも人気です。
真紅のあざやかなお花が、初夏にぴったり。春~秋まで咲き続けます。
カリオペ・シリーズは、普通の立性ゼラニウムと、匍匐性のアイビー・ゼラニウムとの交配品種だとか。
ボリュームたっぷりに育ちますので、大鉢でお楽しみください。
・・・・・・途中、余計な文章を書いて、長くなってしまいました。
他には、こんなラインナップです。
○ガイラルディア・ガリア
(八重咲き品種。花色3種類。ちょっと花が重くて、地植えでは育てづらいか? 特価です)
○リシマキア・シューティングスター
(銅葉にピンクの斑入りのオシャレプランツ。這い性ですが、グラウンドカバーにするより、
これは鉢植えのほうが可愛いかも)
○ハクロニシキ
(Sサイズ。再入荷です。おそらく、今期はこれで最後の入荷になると思います)
白とピンクの新芽が花のように見える美しい低木。
○ミニバラ・グリーンアイス
(ミニバラの中では最も強健。再・再・再・再入荷の、人気品種。今回は丈が低めのSサイズ苗)
今回は小さめなので、鉢でしばらく育てて、がっしりしてから定植えしたほうが安心かも。
○ヘンリーヅタ (アメリカヅタ)
雑な写真でごめんなさい。
何の変哲もないツタのようで、意外とお役立ち植物。秋の紅葉は絶品!
当店では、低いフェンスに絡めています。
○ガウラ・エンジェルキッス
ピンクと白の絞り染めで可愛い印象。巨大化しない、ややコンパクト品種。
今回はかなり小さめ苗なので、過去最安値で。
花期が長いので、一年草の寄せ植えに入れても良いかも。
○ガウラ・スパークルホワイト(追加入荷)
○アガパンサス(再入荷。前回と同じサイズです)
○カプシカム・パープルフラッシュ
写真が光ってしまってよくわかりませんが、艶やかな紫色の葉に白い斑が散る、観賞用トウガラシ。
前回、販売初日に一気に売切れて、今週あわてて再入荷。
夏の寄せ植えにどうぞ。
ガーデニング・ハイシーズンの真っただ中で、
今年も○周年記念イベントやセールはご用意できなかったのですが、
ささやかながら、こんなお値引きなどご用意してみました。
8周年だから、800円引きで(2000円以上のディッキアが対象)。
これって・・・・・・
いつか20周年を迎えたら、2000円のディッキアを2000円引きで、0円販売することになるのかな?
そもそも、12年後まで、この店が生き延びられるかなあ。そのころもディッキアを扱っているかなあ。
「0円でどうぞ」とさらりと言えるような、スマートでダンディーなお金持ち男になっているといいなあ。
800円引きで顔が引きつっているような俺では、無理か・・・・・。
そもそもお金持ちになるためには、「800円増し」くらい言えないとね。
ではでは、くだらない話ばかりでごめんなさいでした。
来週は・・・・・・・また私です。次回は自粛します。
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営業時間は10:00~16:30です。
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