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Channel: リーフハウスでたらたらりん
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春の準備①(那須のリーフハウスのブログです)

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こんばんは、hataです。


東日本大震災から、2年が経ちました。



私にとっては、ずいぶん前のことのようだったり、つい最近のことのようだったり、



なんだか言葉にしづらい奇妙な時間の感覚にとらわれてしまうのですが、



あの日に何度も何度も聞こえてきた重たい地鳴りのほうが、



揺れそのものよりも、なぜかはっきりと覚えています。



今でも、空から聞こえてくるゴォーッという飛行機の轟音で、身体が緊張します。



東北の現状はテレビで見るばかりなのですが、震災直後よりも、ずっと胸が苦しくなります。



「東北全体の復興」という先の目標はとても大切ですが、なにより、



いまだ被災地に留まらざるを得ず、大変なご苦労をなさっている皆さま、


親しみ深い土地を離れざるを得なくなり、新たな場所で新しい道を探しておられる皆さま、



また、あえて地域に留まることを選び、日々、勇敢な努力を果たされておられる皆さまの


今現在の日々の生活が、もっともっと良い形になりますよう、心からお祈りしております。


皆さまの強さをお手本に、私たちも、自分たちに出来ることとすべきことを、


ちゃんと頑張っていきたいと思います。





さて、


極端に暖かくなったと思ったら、


この数日は天候が落ち着かず、また冬のような気温に戻ってしまいました。


今週から営業日数が増えるので、


苗がずらっと並び始めた売場をご紹介したかったのですが・・・・・・


いまだ夜間の冷え込みとカラカラに乾いた暴風が油断できず、昨日の時点では、まだこんな状態です。


リーフハウスでたらたらりん


                      耐寒性の強い植物のみ陳列



仕入れた時点で、すでに新葉が展開してしまっている草花苗たちについては、


ポットの凍結と、寒風による新葉の傷みを避けるために、こんな陳列でしのいでおりました。


リーフハウスでたらたらりん


                       日中だけ、代表者を一株ずつ並べて。



今日は暖かくなったので、これらの苗もなるべく通常どおり陳列しましたが、


今後の悪天候によっては、またひっこめてしまうかもしれません・・・・・・。


在庫は、保護&養生するために裏手にございます。


ご注文いただきました都度、すぐにご用意いたしますので、


複数お求めの品については、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。




さて。そんなわけで、園芸ネタは来週までおあずけ。


今回は「春の準備」と題しまして、またまた地味~な作業ネタです。



まずは、2011年の開店のさいに作った、売場の「霜よけ雪よけ&真夏の直射日光よけフレーム」たち。


木材が色あせて、ちょっと汚らしく見えてきたので、ペンキを塗り直すことにしました。


リーフハウスでたらたらりん


                            灰色になってしまった。


リーフハウスでたらたらりん


                           ローラーでころころ。



リーフハウスでたらたらりん


                             できたよ。



写真を比べると、くすんだグレーのほうが自然な感じで良かったようにも見えますが、


もうすぐ庭が緑でいっぱいになり、華やかな苗が売場にそろってくると、


はっきりしたダーク・ブラウンが植物たちをきれいに見せてくれます。そう信じます。もう塗っちゃったし。


こちらの、中古の運搬用パレットを利用した板塀も同じ。



リーフハウスでたらたらりん


                          今まではこんな。



色あせた板の風合いが、素朴で気に入っていたのですが、


この冬、アーチに扉をつけたり、道具入れを設置したことによって雰囲気のバランスが変わり、

味のある古材が、ただの廃材に見え始めてしまいました。



リーフハウスでたらたらりん

                         これからはこんな。



このほうが構造物としてしっかりして見えるし、


手前の花壇の植物の花や葉が、ぐっと引き立つ気がします。たぶん。


メリハリも大切ですね ('-^*)/



そう。庭を作りはじめた頃は、なんでも古めかしく見せるのがステキだと考えていたのですが、


なにせ、ほとんどのものが手作りなので、下手をすると廃品置場のように見える危険も。


さらに、植物たちが年々茂ってくるとともに、好みやセンスもじわじわと変わってきたようで・・・・・・


最近は、古材やエイジング加工を取り込むべきポイントにも、ようやく気が回るようになってきました。


リーフハウスでたらたらりん



リーフハウスでたらたらりん



前にご紹介した手書きの案内板ですが、こういうもののディティールは、


いかにも個人の園芸店らしくて楽しいので、古びたまんまで残そうと思います。


・・・・・・とはいえ、これらも、スッキリきれいにしたいと思う日がいつか来るのかなあ?


庭だけでなく、自分自身の成長や、感覚の変化も、園芸の楽しみのひとつかもしれませんね(・∀・)



さて、商品陳列はまだエンジン全開できないとはいえ、


日中の暖かさで、庭の植物たちはさりげなく動き出しています。


リーフハウスでたらたらりん


                           先週より花が増えた。


リーフハウスでたらたらりん


                             紫も咲き始めた。


リーフハウスでたらたらりん


              「ミニアイリス・ポウライン」も、いつの間にか咲いてた。



リーフハウスでたらたらりん


           去年タネをまいておいた「オルレア(オルラヤ)」たちも、大きくなってきた。



大型のグラスたちをすべて刈り込んだし、いよいよ冬景色ともお別れ。


もう少ししたら、冬のあいだ楽しんでいた枝物たちも、ばっさりとコピシングする予定です。


リーフハウスでたらたらりん


                           「珊瑚ミズキ」



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       左は「黄金ネコヤナギ」。 右は「斑入りの珊瑚ミズキ(コルヌス・エレガンティシマ)」



こうした枝の美しさを楽しむタイプの低木は、毎年、春先にすべての枝を深く切り戻して、


脇枝をふかせて、年々、枝数を増やしていくと格好よくなるそうです。 欧米のガーデナーたちによれば。


一昨年、これらの苗木を植えたときには枝が3~4本ほどしかなく、まばらな見た目でしたから、


たしかに、ずいぶんと姿が良くなってきました。 すごいぞ、欧米のガーデナー。


しかし、このコピシングという作業・・・・・・まだ慣れていないので、いまだに勇気が必要 (・_・;)


どれを・どのように・どこまで切るのか、もしくは今年はあえて切らずに重心を上に持っていくのか、


相棒のnamiさんとよく相談します。 ←失敗が怖くて、独りで決められない。


立派なオブジェに仕上がるまで、あと2~3年? 地道に仕立てていきたいです。




それでは、今週はこれで。今回は文字が多くてすみませんでした。


来週はnamiさんです。最近は、花粉症で気の毒な状態・・・・。゚(T^T)゚。 私よりも頑張っていると思います。


ちなみに、先週ご紹介した入荷苗に加えて、来週からは仕入れも増えていきます。


暖かな春に向けて、2人でせいいっぱい励みますね~ ≧(´▽`)≦



どうせ長々書いてしまったので、余談ですが・・・・・


この数年間、大雨、大雪、酷暑、突風などなど、日本各地で、お天気がなんだか混乱気味。


園芸店&庭好きとしては、ひさしぶりに何事もない一年を過ごしてみたいものですが、


はて、「気象庁の観測が始まって以来・・・・・・」という言葉を、


今年は何回ニュースで耳にする羽目になるのでしょうか (^_^;)


全国のガーデナーのみなさま、もはや天候は当てにならないということで割り切って、


体調にだけはくれぐれも注意しつつ、お花や葉っぱを元気に楽しんでいきましょうね o(^▽^)o


ではでは。



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